いろいろ、チャレンジしています。

アスベスト被害についての判決がありました

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あっという間に10月も下旬となりました。

今年は雨が多く、秋らしい晴れの日が少なく、各地の紅葉のニュースもあまり聞かれませんね。

ニュース担当高橋です。

10月25日付朝刊各紙で「横浜地裁:国と石綿建材メーカーに厳しい判決」が報じられました。

建設現場でのアスベスト被害を認めたのは、昨年1月の京都地裁判決に続き2例目となります。

このほかにも労働基準関係法令違反として公表されている事案は、平成29年に入ってから散見されます。

2月愛知労働局、3月熊本労働局、6月島根労働局、7月秋田労働局。

これらは石綿の有無を事前調査しないで解体作業を行わせたり、石綿除去作業の届をしないで行うなどに関して送検されたものです。

アスベストに関する被害や違反に関して、裁判所や労働省の姿勢の変化がこれらの全国の動きから感じられます。

9月下旬から10月にかけて石綿作業主任者等を対象に全国で「石綿分析の講習会」が行われました。

石綿に関する知識を底上げしていこうという厚生労働省の周知啓発の一環です。

基礎的な知識の復習と見直しが主な内容でしたが、このような講座が全国で行われ始めたというのも今後の動きにつながるものなのかもしれません。