防錆下塗処理剤
株式会社アグアジャパンの 防錆下塗処理剤 AGUA MG100(通称「アグアマリンガード」)をご紹介します。
AGUA MG100(アグアマリンガード)の三つの特長
AGUA MG100(アグアマリンガード)は錆転換一液型エポキシ下塗処理剤。高い錆転換能力をもち、赤錆を黒錆(マグネタイト)に還元し安定化させることで、塗膜下における悪質錆の発生を強く防ぎます。
また速乾性も自慢。すばやく乾きますので、1時間後(20℃)には塗り重ねが可能です。扱いやすい一液型の処理剤で、素地調整は三種けれんで可能など、作業性にも優れており、一般用途にはもちろん、船舶や海洋建築物などのシビアな条件下でも安定した高性能を発揮します。
下の写真は、屋外暴露後のさびの断面を撮影したものです。AGUA MG100(アグアマリンガード)は塗膜下の悪質錆が少なく、良質錆が増えて地鉄に密着しています。一方、一般の防錆剤では、塗膜下に新たに錆が発生し、積層の悪質錆が多くなっています。
FDA(アメリカ合衆国食品医薬局)が定める安全性規制に適合
船舶でも、デッキ上やタンク内などとは異なり、ホールド内は食品と直接触れる場合があるため、より一層の安全性が求められます。
AGUA MG100(アグアマリンガード)は、FDA(アメリカ合衆国食品医薬局)が定める安全規格(175.300。Food Type VIII の食品と直接接触する船舶などの船艙用塗料としての使用)に適合しているという専門機関による適合証明書を取得済み。
グレーンやメイズ、塩など、食品を積載する撒積船のホールドにも安心してご使用いただけます。
他社性能比較
単膜比較試験
テストピース:SPCC錆板
試験内容:塩水噴霧連続480時間
試験層内:35℃ x 98%RH
複合膜比較試験
テストピース:SPCC錆板
上塗塗料:AGUA-HSERA(水性2液無機ハイブリッド塗料)
試験内容:塩水噴霧連続480時間
試験層内:35℃ x 98%RH
AGUA MG100 インストラクションビデオ
AGUA MG100 の取扱い・使用方法を説明したビデオです。日本語吹き替え版。
仕様・用途
製品性状
塗料系統 |
日本船舶投資促進株式会社 Japan Ship Investment Facilitation Co., Ltd. |
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塗料系統 |
錆転換一液型エポキシ下塗処理剤 |
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色 |
クリアー |
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容量 |
0.9Kg缶、3.6Kg缶、16Kg缶 |
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引火点 |
4℃ |
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発火点 |
240℃ |
用途
船舶(デッキ、配管、カーゴホールド、バラストタンク、トップサイドタンクなど)、港湾荷役施設、海洋構造物、FPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)、石油貯蔵タンク、フォークリフト・各種車両、一般建築物等、鉄部全般
塗膜性能
塗装面、黒皮付圧延鋼板を屋外で発錆後ワイヤーブラッシング。SIS-05-5900 C St-3準拠の錆鋼板を使用)
試験項目 |
成績 |
試験条件 |
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塗膜硬度 |
F |
鉛筆強度 JIS-K-5600 |
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密着性(ゴバン目) |
100/100 |
2x2mmゴバン目100個切り込み後、スコッチテープで圧着し急性に剥離 |
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密着性(衝撃) |
合格 |
デュポン衝撃試験機 1/2インチ、50cmH、500gW |
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耐塩水噴霧 |
合格 |
5%塩水噴霧、500時間 |
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耐湿性 |
合格 |
50℃ 98% 500時間 |
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耐液体性 |
合格 |
飽和 Ca(OH)2 水溶液1ヶ月浸漬 |
- ケレンは ISO C St2 後表面を St3 にて処理
- 塗装後の乾燥時間、室内で7日間
- 刷毛塗りで塗膜厚45±5μm(2回塗り)
- ここに記載されているデータは、株式会社 AGUA JAPAN の試験法による測定値の代表例です。
標準塗装使用例・注意事項
標準塗装仕様例
工程 |
塗料(材料)・条件等 |
標準所要量 (g/㎡) |
希釈割合 (%) |
標準膜厚 |
塗装間隔 |
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適用方法 |
ハケ、ローラーまたはスプレー。ハケを推奨 |
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- |
- |
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下地調整 |
浮き錆や旧塗膜をスクレーパーや ワイヤーブラシ(または可能であ れば電動工具)で取り除きます。 詳細は製品取扱説明書を参照して ください。 |
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塗布1層目 |
16kg缶で約160-200㎡ |
80〜100 |
無希釈 |
10-13μm |
1時間 (20℃) |
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塗布2層目 |
16kg缶で約160-200㎡ |
80〜100 |
無希釈 |
10-13μm |
1時間 (20℃) |
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上塗り塗装 |
上塗り塗料の仕様に準拠 |
同左 |
同左 |
同左 |
同左 |
使用上の注意事項 (2017.4.26)
- 元の容器のまま、常に栓をした状態で、安全な冷暗所に保存し、よく換気してください。
- 5℃以下および40℃以上でのご使用は避けて下さい。
- 作業にあたってはは別の容器にあけ、よくかきまぜて、中身を均一にしてからご使用下さい。
- 開封後は必ず缶のフタを閉めて保管してください。缶のフタを開けたままにしておくと、製品に含有される成分が空気と反応して性能が劣化します。
- 開封後はできるだけ早くご使用ください。
- 刷毛、ローラーまたはスプレーを使用して塗ってください。刷毛塗りを推奨します。スプレーで塗装する場合は丁寧に厚塗りしてください。
- 作業にあたっては、火気厳禁とします。着火のおそれがありますので、ハツリ作業など、火花が飛ぶ作業を近くで行わないようご注意ください。
- 本製品は、比較的強い溶剤臭がします。塗装時には SDS の表記に従って、マスクなどの保護具を装着してください。
- 閉所で作業する場合、十分な換気を行うようにしてください。
- 旧塗膜の種類が塩化ゴム系・フッ素系の塗料の場合、リフティングを生じることがあります。詳細はお問い合わせ下さい。
- 使用後に残った塗料は塗料缶に戻すと塗料性状が不安定となりますので、使い切って下さい。
- SDS、製品ラベルや取扱説明書を必ずよく読んでから使用してください。
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